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平成20年1月1日
新年明けましておめでとうございます
旧年中は大変にお世話になりました。心より御礼を申し上げます。また、本年が皆様にとって、幸多き年となりますよう衷心よりお祈り申し上げます。
国会は、衆参の「ねじれ現象」により、大変に難しい国会運営が要求されることになりました。与野党が党利党略を優先することになれば、国民生活に必要な法律を成立させることができず、その被害を国民が受けることになります。私達政治家は、今こそ与野党の枠を越え「国民の代表者」であるとの自覚に立つべきだと思います。臨時国会で成立した「被災者生活再建支援法」、「中国残留邦人支援法」、一円以上の領収証の添付公開を義務づけた「政治資金規制法」、「肝炎患者救済法」などは、正に「国民の代表者」としての良識の結晶と言っても過言ではないと思います。
他方、テロ新法や道路特定財源の暫定税率の扱いについては、与野党の意見は鋭く対立し、なかなか妥協点が見出せない状況が続いています。しかし、この場合でも与野党がそれぞれ対案を出し合い、国民の判断を仰ぐことで良いのではないかと考えています。衆参の「ねじれ現象」は、国民一人一人を名実共に「主権者」に押し上げたと私は考えています。
公明党は、大衆・庶民の中から誕生した政党です。「大衆と共に」という立党精神の漲る自分でありたいと強く決意しております。
今後とも公明党に力強いご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。
平成二十年 元旦
公明党国会対策委員長
衆議院議員
漆 原 良 夫
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