平成17年8月15日

終戦記念日に思う

戦後60回目の8月15日を迎えました。私は平成8年に当選以来、8月15日は武道館で行われる「戦没者追悼式」に参加して参りましたが、今回は小泉総理の解散劇もあり、新潟市内の街頭で迎えることになりました。

 私は政治家の一人として、戦争の犠牲になられた300万の御霊に心より追悼の誠を捧げるとともに、二度と再び戦争をしてはならないと不戦の誓いを新たに致しました。

 さて8月15日になると必ず総理大臣や閣僚の靖国神社参拝が問題になります。総理・閣僚の靖国参拝は、憲法第20条の政教分離の原則に照らし、非常に微妙な問題があるだけではなく、中国や韓国の国民感情を刺激するという国際問題も含んでいます。

 総理・閣僚が一人の個人として靖国神社に対してどのような信条を持たれ、どのように行動されてもそれは自由であります。しかし、総理大臣・閣僚という公的立場での行動としては、より高次元、広角度の判断が求められて然るべきだと思います。

 総理大臣や閣僚が、戦争の犠牲者の方々に追悼の意を表し、不戦の誓いをする方法は、何も靖国神社に参拝することに限られません。

 私は、国立の無宗教の追悼施設を建設すべきであると考えます。

 8月15日は、総理を始め全閣僚がそろって、戦争の犠牲になられた300万の御霊に追悼の誠を捧げるとともに、全世界に向かって不戦の誓いを宣言する、そんな日にしてはいかがでしょうか。