国会が空転しています。野党の皆さんは、麻生財務大臣の罷免要求に総理が応じないことを理由に国会審議を止めているのです。
働き方改革法案などの重要法案がたくさん残っています。北朝鮮を中心に世界が大きく動き始めています。18,19日には、安倍総理が訪米し、トランプ大統領と拉致問題を含む安全保障問題や経済問題について会談が行われました。この重要な局面で、国会が議論しなければならない問題は山ほどあります。
「麻生財務大臣を罷免しろ」という要求が通らないからといって、国会審議を全部やめてしまうのは、やりすぎです。
確かに財務省理財局の「文書改竄問題」「口裏あわせ工作問題」や財務相福田事務次官の「セクハラ問題」は目を覆いたくなる不祥事です。その責任は、厳しく追及されなければなりません。
不正追及も法案審議も、それぞれ国会を開いて国会の中で堂々と議論するべきではないでしょうか。それが、国民の負託を受けた政治家の執るべき態度だと思います。
なお、財務省の「文書改竄問題」や「口裏あわせ工作問題」などの不正追及には、本来与党も野党もありません。与党もまた、糾すべきは糾すといった、毅然とした態度が必要だと思います。従って国会運営においても、できるだけ野党や国民の皆さんの声に耳を傾け、証人喚問の要求にも柔軟に対応する覚悟が必要だと思います。
以上