公明党の山口那津男代表は23日、金沢市で開かれた富山、福井、石川の「3県合同夏季議員研修会」に、漆原良夫中央幹事会会長、魚住裕一郎参院会長らと共に出席し、次の勝利へ決意みなぎる研修会を行った。山本香苗、浜田昌良の両参院議員も参加した。
山口代表は、先の東京都議選の結果を踏まえ、「2020年に開催される東京五輪・パラリンピック成功のために、都政と国政が協力して取り組まなければならない」と改めて指摘。その上で、「国政と都政を結び付け政治を前へ進められるのは、都政にあっては政策実現力と合意形成力を持ち、国政にあっては政権与党の一角を担う公明党しかいない」と訴えた。
また山口代表は、衆院議員の任期満了まで1年半を切っていることから、常在戦場の心構えで議員力アップに取り組む必要性を強調。「一人の公明議員を見て、周囲は評価する。“われこそは公明党”との思いで日々の活動に臨み、『政策力・発信力・拡大力・現場力』を培おう」と力説した。
漆原氏は、学校法人「加計学園」の獣医学部創設を巡る問題や政治家の不適切な発言に触れた上で、24日の衆院、25日の参院の各予算委員会集中審議を通し、「国民に対し丁寧な説明をし、真偽を明らかにしていく必要がある」と力説した。
魚住氏は、次の臨時国会の課題として、長時間労働の是正など働き方改革や参院の「1票の格差」是正に向けた選挙制度改革が焦点になると語った。山本さんは公明党の推進で成立した「改正住宅セーフティネット法」に基づく新たな制度を、浜田氏はテロ等準備罪などについて説明した。
研修会では、都議会公明党の中島義雄団長が都議選の支援に対する御礼と決意を披歴。奥村義則・福井県鯖江市議、堀江かず代・富山市議、伊藤厚子・石川県七尾市議が活動報告を行った。