公明党の漆原良夫中央幹事会会長は、5日放送のラジオ日本の番組「長野祐也の政界キーパーソンに聞く」の中で、連立政権における公明党の役割について、「政治が安定したのは大きな効果であり、国民目線が大きく政策に反映された」と強調した。
その上で漆原氏は、「政治の安定は、単なる『数の安定』ではなく『政策の安定』が非常に重要だ」と述べ、引き続き政治の安定に自公両党で協力して取り組む考えを示した。
社会保障制度の充実に向けては、「税と社会保障の一体改革をしっかり進めないといけない」と力説。その上で、消費税率を10%とした後に実施予定だった無年金者対策が、公明党の主張で前倒し実施されることを紹介した。
中国、韓国との関係改善に向けた取り組みについては、政府同士の交流、対話だけではなく、それぞれの国の「党と党、議員連盟、与党と与党などのチャンネル(窓口)を最大限に使う必要がある」と述べた。