公明党の漆原良夫中央幹事会会長は6日、福井市内で開催された日本弁護士連合会(日弁連)主催の「第59回人権擁護大会」のシンポジウムに出席し、死刑の存廃を含む刑罰制度のあり方について見解を述べた。
漆原氏は、「間違った裁判で無実の国民の命を奪ってはいけない」と力説。日弁連が掲げる死刑廃止の考えに一定の理解を示すとともに、死刑に代わる刑罰として終身刑の導入が議論されている点について、「いつかは社会復帰できるという光を(刑罰制度の中に)用意しておくことが重要」と述べた。
一方、漆原氏は、犯罪被害者の精神面や経済面を十分にサポートする体制づくりにも全力を挙げる考えを強調した。