公明党の漆原良夫中央幹事会会長は、20日に放送されたTBS番組「時事放談」に出演し、都市部などで深刻な待機児童問題に関して、公明党として近く緊急提言を取りまとめ、政府に提出する方針であることを強調した。
その上で、これまでも連立政権として待機児童解消に全力を挙げてきた経緯に触れながら、「保育士は労働過剰で、なり手がいないなど大きな問題がある。全体的に問題を解決していかなければいけない」との考えを示した。
また、連立政権の優先課題として、「今、国民が望んでいるのは景気・経済をどうするかという点だ」と指摘し、デフレ脱却に全力を尽くすべきだと力説した。
一方、閣僚などから不適切な言動が相次いだことに対しては、2014年の自民、公明の与党両党が交わした連立政権合意の中で、衆院選で得た安定多数の議席の結果に、「決しておごることなく、必ずやその負託に応えていかなければならない」と明記したことに言及。「しっかりと初心に帰って緊張感を持って政権運営しなければならない」と述べた。