平成27年10月8日
【成年年齢のあり方探る
 
成年年齢のあり方探る/都内で党PT 更生保護施設を視察

 

 公明党の民法・少年法等成年年齢の検討に関するプロジェクトチーム(PT、座長=漆原良夫中央幹事会会長)は6日、東京・中野区の更生保護施設「敬和園」を訪れ、現在20歳となっている民法の成年年齢のあり方をめぐって西川正和施設長らから意見を聞いた。
 同園は、保護観察中や、少年院から仮退院した人などのうち、住居がない男子青少年らを一定の期間保護し、社会人としての自立をサポート。職員が毎日手作りの温かな食事を用意したり、就労に関してきめ細かく指導するなどして、昨年度は41人の入園者中37人が円満に退園した。
 西川施設長らは、更生には民法上の成年年齢は関係なく支援が必要と指摘。漆原座長は、更生には国による支援が不可欠とした上で、あらためて保護施設の重要性を強調した。



(平成27年10月7日付け公明新聞より転載)