公明党の井上義久幹事長は19日、労働者派遣法改正案をめぐり、民主党が同日の衆院厚生労働委員会で採決に応じておきながら、衆院本会議での採決に反対して退席したことについて、「大事な本会議の場で賛否を明らかにしないのは、国民に対する責任を果たしていない。最終的には本会議で決めるわけだから、責任放棄と言わざるを得ない」と批判した。
また、同委の古屋範子理事は、同改正案の委員会審議について、首相出席の質疑や2回の参考人質疑など計30時間を超えたことに触れ、「与党側として最大限、丁寧な審議に努めた」と強調。12日に渡辺博道委員長(自民)が民主党議員から暴力を振るわれたことには、「あってはならないことだった。大変に遺憾だ」と述べた。