21日の公明党第10回全国大会および第1回中央幹事会で決まった新任党幹部に抱負を聞きました。
―新設の中央幹事会会長に就任した決意を。
漆原良夫・中央幹事会会長 公明党が「次の50年」へ力強く出発する時に、このような重責を担わせていただくことになりました。あらためて身の引き締まる思いです。中央幹事会会長という新たな職責ですが、毎週開かれる中央幹事会で、新任の中央幹事と力を合わせて責任ある議論を積み重ね、党のさらなる発展に力を尽くしていく決意です。
―党規約が改正され、中央幹事会の役割が変わりました。
漆原 これまで中央幹事会は党の最高執行機関と位置付けられていましたが、党規約が改正され、党大会から次の党大会までの「常設の議決機関」となりました。国民の意見を十分に吸収し、責任を持って実行できるような党組織づくりを整備する観点から検討を重ね、結党50年を機に公明党がより成熟した組織体として、党の執行あるいは議決の体制や責任、職務権限を明確に整備することが改正の目的です。
国政に例えて言うならば、代表、幹事長ら執行機関としての常任役員会は内閣で、われわれ中央幹事会は国会という関係に近いでしょうか。
―どのような方針で中央幹事会を運営しますか。
漆原 中央幹事会の構成員である中央幹事は、日本全国を網羅する形で選ばれ、国会議員だけでなく地方議員や党職員も選任されています。中央幹事会は、いわば“オール公明党”という会議体であり、執行部の党運営に議決機関として、各地の声や意見などをより反映させていく役割を担います。
執行部に対して、適切かつ健全なチェック機能を果たすとともに、公明党の針路や課題をめぐる議論でも、建設的かつ活発に意見を積み重ね、党内の意見集約や円滑な党運営に寄与していきたいと思います。