平成25年12月15日
整備新幹線 開業前倒し訴え
 
整備新幹線 開業前倒し訴え/来年度の予算増額を要請/与党PT

 
 自民、公明両党の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は13日、首相官邸で菅義偉官房長官に対し、整備新幹線に関する事業費の確保などを申し入れた。公明党からPT座長代理の井上義久幹事長、漆原良夫国会対策委員長、江田康幸衆院議員が同席した。
 2012年6月までに認可されている整備新幹線の新規着工は、北海道(仮称・新函館―札幌間)、北陸(金沢―敦賀間)と九州(武雄温泉―長崎間)の3路線。13年度の予算額は706億円で、14年度予算案の概算要求額は822億円となっている。
 申し入れでPT側は、整備新幹線の建設は成長戦略に役立つとした上で、経済好転の姿を示すことにもつながると強調。「地元の期待も大きく、来年度の予算がどれだけ増えるかで、完成時期にも影響する」として、予算増額と3路線の工期短縮・開業前倒しなどを求めた。これに対し、菅官房長官は「よく分かっている」と応じた。
 同PTはこの日、太田昭宏国土交通相(公明党)、麻生太郎財務相にも同様の申し入れを行った。

(平成25年12月14日付け公明新聞より転載)