平成25年8月8日
民主は責任自覚せよ
 
民主は責任自覚せよ/社会保障3党協議「離脱」問題で自重促す/山口代表ら

 
 公明党の山口那津男代表は5日、首相官邸で記者団に対し、民主党が同日、社会保障制度改革に関する自民、公明両党との3党実務者協議から離脱する方針を固めたことについて「国会合意に基づいて、さまざまなことが進んでいる段階で離脱することはあるべきではない。民主党は合意形成の推進者だったわけだから、その責任は強く自覚していただきたい」と慎重な対応を促した。
 また、「あれだけ議論を重ねて3党で合意をつくり、もともとは民主党政権下で野田佳彦首相が主導して行ったものだ。(当時)野党である自民党も公明党も党内論議を経た上で、支持者らを説得して合意に至り、法律をつくった」と指摘した。
 一方、
漆原良夫国会対策委員長は国会内で記者団に、「(最低保障年金の創設など)自分たちが言ってきたことが実現できず、後期高齢者医療制度は場合によっては負担増をお願いしないといけない。その責任を負わされてはたまらないということで離脱するのであれば、責任感の欠如も甚だしい」と述べた。

(平成25年8月6日付け公明新聞より転載)