平成25年1月1日
2013年 新春抱負
 
「決められる政治」を前進/国会運営は合意形成重視で

 
 いよいよ「日本再建」へ本格始動です。先の衆院選で公明党と自民党が勝利したことを受け、新しい自公連立政権が発足しました。民主党政権約3年間の「決められない政治」から脱却し、国民が今、最も解決を求めている課題で真っ先に結果を出す「決められる政治」を着実に前に進めてまいります。
 目下の最優先課題は景気・経済です。今月末にも召集される通常国会では、大型の補正予算をできるだけ早く成立させ、次いで、2013年度予算を5月の連休前までに成立させることで、切れ目のない景気・経済対策を実現します。
 「決められる政治」を進めていく上で、特に重要なのが与野党の合意形成です。参院で与党が過半数に足りない“ねじれ”の状況が今後も続きます。自公は衆院で3分の2を超える議席を占めており、参院で否決された法案の再可決は可能ですが、そうした手段を取らずに済むように、十分に野党の意見を聞きながら、丁寧な国会運営に努めていきます。
 公明党は3年4カ月前の衆院選で敗北し野党に転落しました。その際、もう一度「大衆とともに」の立党精神に立ち返って党を再建することを誓いました。昨年末の衆院選で雪辱を果たし与党になりましたが、いま一度、立党精神を胸に刻み、国政の中で体現していきます。
連立を組む自民党とは、互いに指摘すべきは指摘し、切磋琢磨していきたい。公明党には、「大衆とともに」との揺るぎない理念、地域に根差した政策があります。自公両党がそれぞれの持ち味を生かしながら、いい意味での緊張関係を保ち続けることが、国民の期待に応え得る政権運営につながると確信しています。
 今年は夏に東京都議選、そして参院選を控えており、明年の公明党結成50周年に向けた”大きな山”を迎えます。これらの選挙に完全勝利するため、党勢拡大の先頭に立って闘う決意です。

(平成25年1月1日付け公明新聞より転載)