平成24年6月7日
一体改革 修正協議で再会談
 
一体改革 修正協議で再会談/井上氏 社会保障の全体像明示を/民自公幹事長

 
 民主、自民、公明3党の幹事長は6日午後、民主党が提案した社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議をめぐって、国会内で再会談した。公明党から井上義久幹事長、漆原良夫国会対策委員長が出席した。
 席上、民主党の輿石東幹事長が再度、自公両党に修正協議を要請。自民党の石原伸晃幹事長は、民主党執行部が野田佳彦首相の意向に反して「あえて採決を先送りするようなことをしているのではないか。会期末(21日)までの(衆院)採決を求める」と述べた。
 公明党の井上義久幹事長は、「協議すること自体はやぶさかではないが、(協議の前提となる)社会保障の全体像が明らかになっていない」とあらためて指摘するとともに、「デフレは深刻であり、景気回復の道筋を示すべきだ」と強調。その上で、「議会での議論は時間が来たら、結論を出すのが当たり前ではないか」と述べ、衆院特別委員会での審議が進む同法案の会期内採決を求めた。
 これに対し、輿石氏は「15日までに修正合意を取り付ける努力をしてもらいたいという首相の意向とは同じ考えだ」と述べたが、具体的な採決時期については言及しなかった。

(平成24年6月7日付け公明新聞より転載)