平成23年12月2日
「政治とカネ」徹底追及
 
「政治とカネ」徹底追及/増税ありきの協議には入れず/BS番組で漆原氏

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は30日、都内で行われたBS11の番組収録で「与党に(予算委員会で)『政治とカネ』とTPP(環太平洋連携協定)の集中審議を求めている」と述べ、両問題に関して野田政権の姿勢を厳しく追及していく考えを示した。
 また、一川保夫防衛相が就任直後に「安全保障は素人」と発言したり、ブータン国王夫妻歓迎宮中晩さん会を欠席して政治資金パーティーに出席した問題に続き、沖縄防衛局長の不適切発言があったと指摘。「(防衛省)トップの緊張感のなさであり、責任を問われる。予算委などで追及し、問責(決議案)とかの問題に発展していくと思う」と述べた。
 社会保障と税の一体改革には「社会保障をどうするか明確にしない限り消費税の増額ありきの協議には加われない。民主党内をまとめ、社会保障の全体像を確定するという二つの要件をまとめないと(協議に)入れないのは、当たり前のことだ」と指摘した。

(平成23年12月1日付け公明新聞より転載)