平成23年10月16日
臨時国会20日召集へ
 
臨時国会20日召集へ/3次補正は28日提出方針/与野党国対会談

 
 与野党は14日午後、国会内で国会対策委員長会談を開き、次期臨時国会の日程をめぐり協議した。民主党の平野博文国対委員長は、20日に召集し、会期を12月9日までの51日間とする日程を提示。野党側も基本的に受け入れた。公明党から漆原良夫国対委員長、遠藤乙彦国対委員長代理が出席した。
 席上、平野氏は、今年度第3次補正予算案を10月28日に国会に提出する方針を伝えるとともに、野党が補正予算の審議入り前の実施を求めていた各委員会での閣僚の所信表明と質疑に関し「(予算案の)審議入りまでに終わらせる」と明言した。
 また、二重ローン救済法案については「協議が整い次第、成案を得るようにする」とし、国会に設置される原発事故の調査委員会についても「今後、議院運営委員会で具体的な委員の人選をしていく」と述べた。
 一方、漆原氏が「政治とカネ」の問題に関する集中審議について「必ず次の(臨時)国会でやることを約束してほしい」と求めたのに対し、平野氏は「重く受け止め、実現できる方向で頑張る」と応じた。党首討論の開催要求について、平野氏は応じる考えを示した。
 また、漆原氏は、会期中に閣僚の外遊が続くことを踏まえ「予算、関連法案の審議時間を十分取るべきだ」と主張した。

(平成23年10月15日付け公明新聞より転載)