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平成23年8月3日 |
【新潟・福島豪雨】 |
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新潟・福島豪雨/浸水、土砂崩れ被害甚大/井上幹事長ら 生活再建、復旧へ調査 |
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記録的な豪雨に見舞われた福島県会津地方では、只見川や阿賀川流域の市町村で浸水や土砂崩れなどの被害が拡大している。事態を重視した公明党新潟・福島豪雨災害対策本部の井上義久総合本部長(幹事長)は31日、同県南会津、只見の両町に急行した。党福島県本部の若松謙維顧問(元衆院議員)と甚野源次郎代表、今井久敏、中島千光の各県議と芳賀沼順一南会津町議が同行した。
井上幹事長らは、南会津町役場で、県南会津地方振興局の玉井章局長らから被害状況について説明を受けた。玉井局長は「南会津町で342人、只見町で157人以上が孤立(30日現在)している」と説明した。
次いで、一行は只見町役場を訪問。目黒吉久町長は、住宅4棟が流出したほか、五つの橋が通行止めや崩落し、水道の断水が発生している、と報告。目黒町長は「原発事故の風評被害対策に取り組んでいたところに大水害が発生し、衝撃を受けている」と述べた上で、住民の生活再建や農林業の被害対策、同町の幹線道路である国道289号の整備促進を井上幹事長らに要望した。
その後、一行は、2階まで浸水した町営沖下団地で後片付けに追われる住民を見舞ったほか、叶津川の橋が落ちた現場を視察。避難所となっている町立只見小学校を訪れ、避難者を励ますとともに要望を聞いて回った。
視察を終えた井上幹事長は「県と連携をとりながら一刻も早い復旧と災害時に孤立しない国土づくりに全力を挙げたい」と語った。
『流木が家屋直撃/十日町市へ漆原氏ら急行』
一方、党対策本部の漆原良夫本部長(衆院議員)と加藤修一副本部長(参院議員)は31日、新潟県内で観測史上最高となる1時間当たり121ミリの最大雨量を記録した十日町市に入り水害の状況を調査し、被災者を見舞った。志田邦男県代表(県議)、宮沢幸子市議が同行した。
一行が最初に向かった同市川原町で泥かき作業に追われていた男性は、流木が突っ込み壊滅状態の自宅を見ながら「この先、どうしたらいいのか」と涙を浮かべた。この男性が住む一帯では、住宅地の脇を流れる晒川が氾濫し、大量の土砂や巨木が住宅を直撃した。
また、上川町を流れる田川は「今回の豪雨で川幅が約3倍になった」(地元消防隊員)といい、川岸に立つ住宅の基礎部分がむき出し状態になっていた。
その後、一行は市役所内で関口芳史市長と懇談。関口市長は「今年は雪害、地震、さらに今回の水害で災害救助法が適用されるのは3度目だ」と述べ、河川の補修や孤立集落対策などを要望した。
漆原氏は「住宅に流れ込んだ流木撤去の支援をする必要がある。今後の降雨で崩れる可能性のある崖の対策も急務だ」と述べた。=関連記事2面
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(平成23年8月1日付け公明新聞より転載)
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