平成23年2月1日
自ら「熟議」を壊す与党
 
自ら「熟議」を壊す与党/衆院予算委 強行開催は許せぬ/漆原氏

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は30日午前、フジテレビ系の番組「新報道2001」に、民主、自民、国民新の各党国対委員長とともに出演し、通常国会の運営について、見解を述べた。
 漆原氏は、28日に与党側が衆院予算委員会の開催を、公明党など野党4党が欠席する中、中井洽委員長(民主)の職権で強行したことについて、「本当に残念至極だ。これを許したら(国会運営の)協議がまったく成り立たない。野党の主張が一切通らない。『熟議』と言いながら、『熟議』を壊す与党のやり方は断じて許せない」と批判した。
 一方、2011年度予算案への対応について、民主党のマニフェストが破綻している問題に言及した上で、「こういう状態において、なかなか予算に賛成できない」と強調。「予算に反対する以上は、関連法案もなかなか賛成しづらい状況になっている。これがわが党全体の空気だ」と述べた。

(平成23年1月31日付け公明新聞より転載)