平成23年1月29日
6野党、証人喚問を要求
 
6野党、証人喚問を要求/公明・井上氏 民主に決断促す/与野党幹事長会談

 
 与野党は27日昼、国会内で幹事長会談を開き、民主党・小沢一郎元代表の国会招致問題について協議した。
 民主党が実現する見通しのない衆院政治倫理審査会(政倫審)への小沢氏出席に、引き続き努力するという従来どおりの主張を繰り返したため、自民、公明など社民党を除く野党6党は、民主党に対して小沢氏の証人喚問の実現を要求した。公明党から井上義久幹事長、漆原良夫国会対策委員長が出席した。
 会談の席上、野党側を代表して自民党の石原伸晃幹事長は、民主党として小沢氏の国会での説明責任をどう果たしていくのかをただした上で「6野党は証人喚問を要求している」と強調。民主党の岡田克也幹事長は「証人喚問は大変重いことで、今のところ必要とは考えていない」と回答した。
 これを受けて井上幹事長は、「政倫審が実現する見通しがないならば、次のステップに進むべきだ」と指摘し、民主党として証人喚問の実現を決断するよう促した。
 与野党幹事長会談で民主党が小沢氏の証人喚問の必要性を認めなかったため、野党6党は同日夕、国会内で国対委員長会談を開き、衆院予算委員会での証人喚問実現を共同で求めることを決めた。

(平成23年1月28日付け公明新聞より転載)