平成23年1月14日
仙谷氏続投なら拒否
 
仙谷氏続投なら拒否/民主に漆原氏 官房長官の召集日伝達で

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は12日、国会内で民主党の鉢呂吉雄国対委員長と会談した。席上、鉢呂氏は政府が通常国会の召集日を伝えるための衆院議院運営委員会理事会を14日に開きたいと提案した。召集日の伝達は、官房長官が10日前に行うのが通例。
 これに対し、
漆原国対委員長は、問責決議を受けた仙谷由人官房長官が伝達に来るのは認められないとして、「14日に理事会を開くのであれば新官房長官でなければならない」と強調した。さらに官房長官の代理として、「官房副長官が来るのも認めない」との考えを示した。鉢呂氏は「官邸に伝える」と述べた。
 また、公明党が提案する社会保障に関する与野党協議会の設置について、漆原委員長は「民主党自身が案を出すことが大前提だ」と注文。鉢呂氏は「ぜひ努力したい」と表明した。
 公明党の提案を受けて、各党が通常国会で衆院に設置することで合意している「科学技術・イノベーション推進特別委員会」(仮称)についても、鉢呂氏は「民主党として異存はない」との見解を示した。

(平成23年1月13日付け公明新聞より転載)