平成22年11月4日
今国会実現に努力
 
今国会実現に努力/小沢氏の国会招致 民主・岡田氏が方針表明/与野党幹事長会談

 
 与野党各党は2日午前、国会内で、野党側が再三要求してきた民主党の小沢一郎元代表の証人喚問について与党側の見解を確認するため、幹事長会談を開いた。公明党から井上義久幹事長と漆原良夫国会対策委員長が出席した。
 この中で民主党の岡田克也幹事長は、小沢氏の国会招致について「小沢氏が国民に説明できる環境整備に努めたい。国民の政治不信を招きかねず、いつまでも時間をかけていい問題でもない」と述べ、「この問題について何らかの説明を国会の場で行う必要がある」との見解を示した。
 井上幹事長は岡田氏の発言について「民主党の方針か」と確認を求めると、岡田氏は「党の方針として受け止めてもらって結構だ」と表明。また、井上幹事長が「今国会中に実現するのか」とただしたのに対し、岡田氏は「幹事長として(野党の)主張を十分に踏まえて責任を持って努力する」と明言した。
 会談後、井上幹事長は記者団に対し、菅直人首相が岡田氏に小沢氏の問題への対応を一任していることを踏まえ、「当事者である幹事長から直接発言があったことは一定程度評価できるのではないか」との考えを示した。

(平成22年11月3日付け公明新聞より転載)