平成22年7月12日
民主の“菅隠し”批判
 
民主の“菅隠し”批判/党首討論への出演を要請/野党4党

 
 自民、公明、共産の野党3党は30日、国会内で国会対策委員長らが会談し、菅直人首相に参院選の投票日までの間、テレビ各局の党首討論にできるだけ多く出演するよう求める方針で一致した。3党はみんなの党を加えた連名の申し入れ書をまとめ、民主党の樽床伸二国対委員長に伝えた。公明党から漆原良夫国対委員長が出席した。
 会談後の共同会見で漆原国対委員長は、民主党が先の通常国会を強引に閉会し、野党が要求した予算委員会を開かなかったと指摘。参院選公示後も報道各社の党首討論への出席に菅首相が消極的なことから「首相の出番を少なくして、ボロが出ないようにとの話を聞くが、“菅隠し”“ボロ隠し”のやり方だ」と批判し、積極的に党首討論に応じるよう求め、報道各社にも開催への協力を要請した。
 さらに、「首相は消費税発言のブレを党首討論で指摘されるために逃げているのではないか。無責任だ」との考えを示した。

(平成22年7月1日付け公明新聞より転載)