平成22年6月13日
政治とカネ 与党が“審議拒否”
 
政治とカネ 与党が“審議拒否”/野党、予算委で十分な質疑要求

 
 民主、国民新の与党両党と、自民、公明、共産など野党7党の幹事長・書記局長らは11日午後、国会内で会談し、野党が与党に要求してきた「政治とカネ」の問題に関する予算委員会の集中審議や、小沢一郎民主党前幹事長らの国会招致について協議した。しかし与党側が全くの「ゼロ回答」だったため、協議は決裂した。公明党から井上義久幹事長、漆原良夫国会対策委員長が出席した。
 席上、野党の幹事長らが与党側の回答を強く求めたが、民主党の枝野幸男幹事長は「(何が争点なのか)論点整理されていないから答えられない」などと強弁し、野党の要求を一方的に拒否した。
 一方、与野党の国対委員長は同日午前、国会内で会談し、菅直人首相の所信表明演説に対する各党代表質問を14日に衆院、15日に参院で行うことで合意。国会会期を17日まで1日延長し、16、17両日に衆参予算委を開催するとの民主党提案については、14日に改めて協議することになった。

(平成22年6月12日付け公明新聞より転載)