平成22年6月10日
野党、予算委開催を要求
 
野党、予算委開催を要求/終盤国会の対応を協議/与野党

 
 与野党8党の国会対策委員長らが8日午後、国会内で会談し、野党側は予算委員会の開催や法案処理など16日の会期末が迫った国会運営に関する与党側の考えを示すよう求めた。与党側は、9日に改めて与野党国対委員長会談を開き、対応方針を説明する考えを示した。公明党から漆原良夫国対委員長、遠藤乙彦国対委員長代理が出席した。
 席上、民主党の樽床伸二国対委員長は、鳩山内閣の退陣や菅新内閣の発足に伴って国会が空転していることを陳謝し、「この代償は払わなければならない」と表明。
 これに対し、野党側は「新政権がめざす国の姿を国民に示す必要がある」として、衆参両院で菅直人首相が出席しての予算委を開くよう強く要求した。
 これに先立ち自民、公明、共産、みんなの野党4党の国対委員長は国会内で会談し、「政治とカネ」の問題に関する集中審議を含め衆参予算委の開催などを与党側に求めていくことを確認した。

(平成22年6月9日付け公明新聞より転載)