平成22年5月29日
前代未聞の開催決定
 
衆院総務委/前代未聞の開催決定/野党の抗議受け 与党が事実上の撤回 

 
 自民、公明、共産、みんなの野党4党の国会対策委員長は27日午前、国会内で会談し、近藤昭一総務委員長(民主党)の委員会運営に瑕疵があるとして、強く抗議していくことで一致した。
 また、たちあがれ日本を加えた5野党幹事長会談を28日に開き、米軍普天間飛行場移設問題や、与党の異常な国会運営への対応などについて協議することを確認した。
 会談には、公明党から
漆原良夫国対委員長、遠藤乙彦国対委員長代理が出席した。
 席上、野党4党は、26日に近藤委員長が理事会や理事懇談会を開かずに27、28両日の委員会開催を職権で決め、郵政改革法案の審議入りを強行しようとしていることに強く反発。会談後には、国会内で横路孝弘衆院議長と会い、「委員長が1人で委員会を立てたことは、いまだかつてない。今回の委員会運営は禍根を残すもので許されない」として、前代未聞のやり方で決まった委員会日程の撤回を申し入れた。
 その後、与野党国対委員長間で協議が行われ、野党側の撤回要求を受け、最終的に与党側は26日に職権で決めた委員会日程を事実上撤回。27日の委員会開催は見送られた。28日以降の委員会日程については27日夜の理事会で協議することになった。

(平成22年5月28日付け公明新聞より転載)