平成22年5月20日
国会法改正 断念せよ
 
国会法改正 断念せよ/議長あっせん受け民主が表明「無理な審議せず」/野党が要請

 
 自民、公明、共産、みんな、たちあがれ日本の野党5党の幹事長は18日昼、国会内で横路孝弘衆院議長と会談し、与党が官僚答弁の禁止などを柱とする国会法改正案の提出を強行した問題などの事態打開に向けて、与野党幹事長会談をあっせんするよう要請した。
 また、米軍普天間飛行場移設や「政治とカネ」、口蹄疫の感染拡大に関する予算委員会の集中審議開催でも与党側の対応を促すよう求めた。公明党から井上義久幹事長が出席した。
 横路議長の要請を受け、与野党は同日午後、国会対策委員長会談を開催。公明党から漆原良夫国対委員長が出席し、野党側は国会法改正案は審議入りすべきでないと主張した。
 これに対し、民主党の山岡賢次国対委員長は「提出しても無理な審議はしない」と明言。また、山岡氏は衆参予算委での集中審議の要求についても「筆頭理事間、各党間で協議させる」と述べ、与野党幹事長会談の開催に関しては「検討する」と回答した。
 会談後、野党国対委員長は横路議長と会い、(1)集中審議のための予算委理事会の開催(2)国会法改正案は今国会は審議しないとの表明(3)一度も開かれていない与野党幹事長会談の開催――を要請した。

(平成22年5月19日付け公明新聞より転載)