平成22年4月24日
重大な発言変更 許さず
 
重大な発言変更 許さず/首相の資料提出拒否を批判/漆原氏

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は22日昼、国会内で開かれた党代議士会であいさつし、21日の党首討論で鳩山由紀夫首相が、実母から提供された多額の資金の使い道に関する資料の国会提出を拒否したことについて、「3月3日の参院予算委員会では『資料を皆さまに見ていただきたい』と答弁していた。この重大な発言の変更を許してはならない」と批判し、首相の真意を追及していく考えを示した。
 
漆原国対委員長は、資料を公開するとの首相の国会答弁が、3月31日の公明党の山口那津男代表との党首討論で「国民の皆さまにどこまでしっかりお示しできるか検証していきたい」と後退したと指摘。さらに、4月21日の党首討論に至っては「資料の提出は必要ないもの」と従来の発言を一転させたため、「首相の発言がブレ、100%反対の方を向くようでは、首相には何を聞いてもムダだということになる」と厳しく批判した。

(平成22年4月23日付け公明新聞より転載)