平成22年4月1日
「数の論理」と民主批判
 
「数の論理」と民主批判/漆原氏 派遣法案の参院先議で

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は30日昼、国会内で開かれた党代議士会で、政府・与党が野党の合意を得ずに労働者派遣法改正案と地域主権推進関連法案を参院で先に審議しようとしていることについて、重要法案は衆院から審議するとの原則に反するため、「数があれば何をやってもいいという民主党の数の論理の表れ。いまだかつてない暴挙だ」と批判した。
 代議士会に先立ち、漆原国対委員長は、自民党の川崎二郎国対委員長とともに衛藤征士郎衆院副議長と会い、政府が参院に提出した両法案を差し戻し、衆院で先に審議するための調整を求めた。
 また、同日の衆院議院運営委員会理事会で、公明党の遠藤乙彦理事は、両法案を参院で先議しようとする与党に対して「ご都合主義で(国会運営の)大原則を踏みにじるのはおかしい」と抗議した。

(平成22年3月31日付け公明新聞より転載)