平成22年3月3日
政治とカネ 協議機関設置へ
 
政治とカネ 協議機関設置へ/与党3党 応じる姿勢示す/NHK番組で漆原氏が要請 

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は28日、NHK番組「日曜討論」に与野党の国対委員長らとともに出演し、「政治とカネ」の問題の再発防止へ向け、公明党が設置を提案している与野党協議機関について、与党側に回答を迫った。これに対し、与党各党は協議機関の設置に応じる考えを示した。 この中で漆原氏は協議機関について、「(鳩山由紀夫)首相から積極的な方向で話をもらったが、(与党)各党から(正式な)返事をもらっていない」と指摘。 これを受け、民主党は「賛成している。予算が終わったらやろう」(山岡賢次氏)と述べるとともに、社民党は「速やかにやったらいい」(照屋寛徳氏)、国民新党は「われわれも賛成。前向きに検討する」(下地幹郎氏)と回答した。 また、漆原氏は「政治とカネ」の問題に関し、国会での十分な議論を求める野党側の声に応じようとしない与党側の姿勢を厳しく批判。さらに、「国民生活を理由に、政治とカネの議論を封じようとする考えは間違いで、並列でやるべきだ」と力説した。 一方、2010年度予算案の賛否については「原則として政府予算案には反対」との認識を示した上で、自民党が提出方針の組み替え動議については、内容を見て判断する考えを示した。

(平成22年3月2日付け公明新聞より転載)