平成22年1月5日
食育で健康な街づくり
 
食育で健康な街づくり/漆原氏ら 体験型「食文化館」を視察/福井・小浜市

 
 地域の特性を生かした食育施策で、全国から注目を集めている福井県小浜市――。公明党の漆原良夫国会対策委員長(衆院議員)はこのほど、同市の食育施策の拠点「御食国若狭おばま食文化館」を訪れ、食育の現状を調査した。これには、石橋壮一郎・党県代表(県議)、下中雅之市議が同行した。 小浜市は古代から、朝廷に食料品を納めた「御食国」として知られ、独自の食文化を形成してきた。2001年には全国初の「食のまちづくり条例」を制定、08年には朝食欠食率の目標などを定めた「食育推進プラン」を策定。昨年からは、食育を街づくりに生かそうと、地産地消の飲食店の認定制度も開始した。内閣府の調査(07年)によると、小浜市民の食育意識は全国平均を大きく上回る結果が出ている。 同館を訪れた漆原氏は、“目玉施設”の調理体験コーナーのキッチンスタジオを視察。このコーナーでは、幼児対象の料理教室「キッズ・キッチン」を開催し、03年の開館以来、3000人以上が受講している。また、伝統工芸の若狭塗りを利用した「マイ箸」づくり体験コーナーなども見て回った。 調査後、漆原氏は「食育は国民の健康を考える上で大切。地産地消も含め、国会でさらに訴えていく」と、語っていた。

(平成22年1月4日付け公明新聞より転載)