平成21年10月30日
予算委は充実審議必要
 
予算委は充実審議必要/民主の質問見送り 国会軽視も甚だしい/漆原国対委員長

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は28日昼、国会内で開かれた党代議士会で、米軍普天間飛行場移設問題をめぐる鳩山由紀夫首相と北沢俊美防衛相ら担当閣僚の発言の食い違いについて、「大臣の発言は国としての発信であり、しっかり責任を持った発言をしてもらわないと困る。首相は閣内で不規則発言をするなと厳しく指導すべきだ」と批判した。
 また、首相と全閣僚が出席する予算委員会の審議日程に関して、「内閣がバラバラで閣内不一致の典型のような発言がたくさんあり、(与党側が提案する衆参で)1日ずつで予算委員会を終わらせるなど、とんでもない。十分な議論を尽くす必要がある」との考えを示した。
 民主党が衆院で代表質問に続き予算委での質問も見送る考えを示したことに対しては、「国会軽視も甚だしい。質問もできない民主党議員は(法案採決などの)“賛成要員”でしかあり得ないし、支持者や投票した人にどう言い訳するのか。根本的な疑問を感じざるを得ない」と述べた。

(平成21年10月29日付け公明新聞より転載)