平成21年7月3日
鳩山・民主代表にさらなる説明責任求める
 
献金額4割が偽装/鳩山・民主代表にさらなる説明責任求める/与党PT

 
 自民、公明の与党両党は1日、国会内で、鳩山由紀夫・民主党代表の収支報告書の虚偽記載問題を解明するプロジェクトチーム(PT)の初会合を開き、鳩山氏の記者会見(30日)の内容を踏まえ「大きな問題が残った」とし、国会の場などで鳩山氏にさらなる説明責任を求める方針で一致した。公明党から漆原良夫国会対策委員長、西博義、大口善徳の各衆院議員らが出席した。
 会合で出席者からは、鳩山氏の資金管理団体の収支報告書について「記載・公表された個人献金者の約8割、個人献金総額の約4割が偽装だった」などの問題点の指摘が相次いだ。
 初会合後の記者会見で、自民党の村田吉隆国対筆頭副委員長は、虚偽記載について「(政治資金規正法の)罰則は重い。単なる事務的な間違いではなく、大きな犯罪」と強調。西氏は、西松違法献金問題に触れ「この反省に立ち、(民主党は)政規法改正案を国会に提出した矢先に個人献金で架空・偽装の報告書が出た。政党としても重い問題だ」と強調した。

(平成21年7月2日付け公明新聞より転載)