平成21年2月22日
「天下り根絶」具体化に逆行
 
「天下り根絶」具体化に逆行/再就職監視委人事 不同意続ける民主批判/漆原国対委員長

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は20日昼、国会内で開かれた党代議士会であいさつし、民主党が国会同意人事で、国家公務員の天下りあっせんを監視する再就職等監視委員会の人事案(委員長・委員の5人)に反対を続けていることについて、「民主党は天下り根絶と言いながら、具体的な措置を取らない」と同党の対応を批判した。 漆原国対委員長は、民主党が同監視委の設置自体に反対という理由から人事案に反対していることに対し、「(監視委設置を決めた改正国家公務員法という)法律に従うのが民主主義のルールだ。法律に反対だから法律ができようが従わないというのは、民主主義の国家で通用しない理屈だ」と糾弾した。 人事案は衆参両院の同意が必要で、民主党など野党が多数を占める参院で不同意となるとポストの空席が続くことになる。

(平成21年2月21日付け公明新聞より転載)