平成20年10月3日
【農業活性化へ現場視察】
 
農業活性化へ現場視察/漆原氏 農協や農家で意見聞く/新潟・新発田市

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長(衆院選予定候補=比例北陸信越ブロック)は9月27日、農業活性化へ現場の声を生かすため、新潟県新発田市の北越後農業協同組合や農家を訪ね意見を聞いた。公明党の渡辺喜夫市議が同行した。
 一行は、同組合の本店を訪れ岩渕信一代表理事組合長らと懇談した。組合側は減反政策に関し「米価を維持するため必要」としながらも「ルールを守らない人が所得を確保していくことに矛盾を感じる。守らない人へのペナルティーは無理でも、(減反に)取り組んだ人への施策は必要」などと語った。
 続いて肉牛飼育や稲作を行う農事組合法人・石山農産を訪ね石山正博氏に話を聞いた。従来、肉牛による所得が3分の1を占めていたが、今年はエサ価格高騰等のコスト増加と枝肉価格の低下で、肉牛による所得が「昨年の半分近くになる見通し」(同氏)という。
 石山氏は肉牛生産者の収益性低下に伴い来年度まで予定されている国の赤字補てん金について延長・増額を求めた。最後に農事組合法人・二王子の宮村久和代表理事と懇談。同理事は「コメの需要を増やし、空いている田んぼをなくせば活性化になる」と述べた。
 意見交換を通し漆原氏は「現場の声を政策に反映していきたい」と語っていた。

(平成20年10月2日付け公明新聞より転載)