平成20年8月21日
【戦没者追悼式】
 
平和協力国家へ決意/太田代表、哀悼の意込め献花/戦没者追悼式

 
 63回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下や福田康夫首相、遺族ら約5700人が参列し、戦争の犠牲となった約310万人の冥福を祈った。
 公明党からは太田昭宏代表が出席して献花、戦没者に哀悼の意を表した。北側一雄幹事長、漆原良夫国会対策委員長も列席した。
 首相として初めて出席した福田首相は「いま一度不戦の誓いを新たにし、平和協力国家として世界の恒久平和確立に向け積極的に活動していくことを誓う」と決意を述べた。
 式典は正午前に始まった。式辞で福田首相は日本の加害責任に言及。「わが国は多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と述べ、「深い反省」と犠牲者への「哀悼の意」を表明した。
 正午に全員が1分間黙とう。天皇陛下のお言葉に続き、衆参両院議長らが追悼の辞を述べた。
 遺族を代表し、夫がインドネシア・ビアク島で戦死した松永きわ子さん(89)=福井県敦賀市=が「今日の平和と繁栄は諸英霊の尊い礎の上に築かれたことを忘れてはならない。悲惨な戦争の苦悩を体験した私たち遺族は、この悲しい歴史を絶対繰り返さないことを固く誓う」と涙で言葉を詰まらせながら、追悼の辞を読み上げた。
 厚生労働省によると、46回目となる今回の式典に参列した遺族は4579人。最年長は94歳、最年少は9歳。高齢化と世代交代が進んでおり、戦没者の父母は2005年に続き2度目のゼロとなった。

(平成20年8月16日付け公明新聞より転載)