平成20年5月12日
【道路特例法案の野党要求】
 
道路特例法案の野党要求/「再議決の引き延ばし」/漆原国対委員長が批判

 
 自民、公明の与党両党と民主、共産、社民、国民新の野党4党は8日午後、国会内で国会対策委員長会談を開き、参院で審議中の道路整備費財源特例法改正案をめぐって協議した。
 席上、野党側は(1)13日の衆院再議決見送り(2)再議決前の衆院での集中審議――を要求。与党側は「参院で(12日に)否決された場合は、13日に粛々と再議決する」との方針を示し、集中審議については「13日の前にやるのは難しい」と述べた。
 会談後、公明党の漆原良夫国対委員長は記者団に対し、民主党の審議放棄・引き延ばしで同改正案が3月13日に参院に送付されて約2カ月もたつのに、わずか2時間しか審議されていないと指摘。今回の野党の要求について「今になって言うのは、13日の再議決を引き延ばすだけの意図だ」と厳しく批判した。

(平成20年5月9日付け公明新聞より転載)