平成20年3月16日
【税制法案 年度内採決を】
 
税制法案 年度内採決を/審議拒否で12日間空転「民主の責任、非常に大」/党代議士会で漆原国対委員長

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は13日昼、国会内で開かれた党代議士会で、参院予算委員会の基本的質疑が、ようやく同日から始まったことに触れた上で、「早くも参院(野党)からは『歳入法案(税制改正法案)は(徹底した審議を行う)時間がない』という話が聞こえてくるようだが、われわれは参院で十分な質疑時間を確保する意味から、2月29日に(来年度予算案と税制改正法案を)参院に送った」と指摘。「12日間、国会を空転させた野党、民主党の責任は非常に大きい」と審議拒否を続けた民主党などの対応を厳しく批判した。
 その上で、「民主党など野党は『(税制改正法案を審議する)財政金融委員会では、夜なべ(午後5時以降の審議)はしない。定例日以外も(審議を)しない』と言っているが、12日間も空転させた責任において当然、定例日以外も、(午後)5時以降の質疑もやってもらわなければならない」と強調。
 来年度予算案と税制改正法案について「年度内に一定の結論を得る」とした衆参両院議長あっせんは「非常に重い」として、参院の野党に対して「必ず3月の末日までに歳入法案の採決をしてもらいたい」と訴えた。

(平成20年3月14日付け公明新聞より転載)