平成19年11月5日
【野党は理不尽で強引】
 
野党は理不尽で強引/参院外交防衛委 与党欠席の中で喚問議決/記者会見で漆原、風間氏

 
 公明党の風間昶参院国会対策委員長は2日、同日の参院外交防衛委員会(北澤俊美委員長=民主党)で野党委員のみの出席で、守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問などを8日に行うことを議決した行為について、自民党の鈴木政二参院国対委員長とともに、江田五月参院議長に対し抗議した。これに対し、江田議長は「よく調査させていただく」と答えた。
 断続的に行われた協議の中で自公両党は、今国会の会期内の守屋氏の証人喚問や、防衛専門商社「山田洋行」の元専務と社長の参考人招致に応じる意向を示し、具体的な日程を協議中だったにもかかわらず、野党は、一方的に委員長職権で委員会を開会、与党委員の欠席の中で議決に踏み切った。
 議長への抗議の後、漆原良夫国対委員長とともに記者会見を行った風間参院国対委員長は、与党の意向を無視した野党の委員会運営について「理不尽、強引で、強い憤りを感じている」と強調。証人喚問の議決は、全会一致が慣例だったことを挙げ、「(野党の対応は)参院にとって汚点を残す」と糾弾した。

(平成19年11月3日付け公明新聞より転載)