平成19年10月31日
【許し難い“過剰接待”】
 
許し難い“過剰接待”/守屋氏 退職金全額返還は当然/漆原国対委員長

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は29日午後、国会内で記者団の質問に答え、同日の衆院テロ防止特別委員会での守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問について、大要、次のような見解を述べた。
     ◇
 一、(守屋氏が防衛専門商社の元専務から接待を受けていたことについて)ゴルフや飲食など(事務方の)トップにあった者として、全く許し難い。
 一、(守屋氏の疑惑は晴れたか)ゴルフに関する疑惑は明確になったが、その他の疑惑は全く分からない。疑惑が事実か、今回の証人喚問では解明されていない。
 一、(退職金の返還について)在職中であれば懲戒免職になってもおかしくない。退職金を全額返還するのは当然だ。
 一、(守屋氏以外の証人喚問について)なぜ証人喚問が必要か、それ以外の方法はないか、その内容を明確にしないとすぐに証人喚問できない。
 一、(海上自衛隊の給油活動を継続するための補給支援特別措置法案への対応について)疑惑は疑惑として、国際貢献をどうするかという大きな課題がある。早く議論しないといけない。

(平成19年10月30日付け公明新聞より転載)