平成19年5月17日
【志位委員長の発言は言い掛かり】
 
志位委員長の発言は言い掛かり/党首討論の資格 共産もルール守るべき/党代議士会で漆原国対委員長

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は15日昼、国会内で開かれた党代議士会で、共産党の志位和夫委員長が、党首討論(国家基本政策委員会合同審査会)での同党の発言が公明党の反対で実現しなかった、などと非難していることについて「言い掛かりだ」と反論した。
 この中で、漆原国対委員長は、14日の記者会見で志位委員長が、「自民党も民主党も了承し、時間まで話し合いがついていた。そういうなかで封じたのは公明党だ」(15日付 しんぶん赤旗)と発言したことに関して、自民、民主両党の国対幹部に問い合わせたところ、「共産党の発言を了承した事実がないことを確認した」と報告。「話し合いがついていた」という志位委員長の発言は、各党間の正式な合意が形成されていない段階での話にすぎないことを指摘した。
 その上で、漆原国対委員長は「合同審査会は、2000年2月16日の衆参両院合同幹事会の申し合わせで、首相と、衆院または参院において所属議員10人以上を有する野党(会派の)党首との直接対面方式での討議を行う、となっている」と指摘し、衆院9人、参院9人の議席しかない共産党に発言資格がないことは明らかであることを強調。
 「これは当時、共産党も参加して決めた申し合わせだ。わが党が、どうのこうの言われる筋合いはない。発言を封じられたかのように志位委員長が言っているのは、とんでもない言い掛かりだ」と批判した。

(平成19年5月16日付け公明新聞より転載)