平成19年4月14日
【採決の機は熟していた】
 
採決の機は熟していた/漆原国対委員長

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は12日、衆院憲法調査特別委員会における国民投票法案の採決について、次のような見解を語った。
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 一、同法案は昨年6月に審議入りし、審議時間は約60時間になり、議論は十分尽くされた。3月22日に中央公聴会、同28日に地方公聴会、5日にも中央公聴会を開催。採決の機は熟していた。
 一、(民主党との修正協議について)国民投票の対象を、憲法改正以外の国政の重要課題にも広げるかどうかだけで、対立点はほとんどなかった。与党は、より多くのコンセンサス(合意)を得るため、民主党との修正協議に努力してきたが、最終的に合意できなかったことは残念だ。
 一、(野党の採決妨害について)採決の手続きに瑕疵(欠陥)はなかった。民主党が同法案を政局絡みにし、党利党略を優先させた結果だ。

(平成19年4月13日付け公明新聞より転載)