平成18年12月23日
【臨時国会閉幕】
 
臨時国会閉幕/初陣で存在感示す/国民生活守る多くの成果/結束し07年決戦勝利へ前進/両院議員総会で太田、浜四津氏ら
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 第165臨時国会が19日閉幕した。公明党は同日午前、国会内で衆参両院議員総会を開き、太田昭宏代表は「『新しい公明党』のスタートとして、大きな実りある国会だった」と力説。「来年の統一地方選、参院選に向けて前進しよう」と呼び掛けた。浜四津敏子代表代行は「国民のために、公明党らしい成果を挙げることができた」と強調。北側一雄幹事長は「“太田新体制”の初陣で勝利できた」と述べた。草川昭三参院会長(副代表)、漆原良夫国会対策委員長があいさつした。=2面に太田代表のあいさつ要旨
 あいさつした太田代表は、「今臨時国会では、公明党の縦横無尽の活躍によって大きな成果を挙げることができた。公明党の存在感を示す結果になったと思う」と強調。
 その上で、教育基本法の成立について、「これまでの理念を堅持し、時代の進展とともに提起されている諸課題を踏まえ作り上げられた。現今の教育改革の軸が明確に得られた」と力説。 
 また、防衛庁の省移行関連法の成立について、軍備拡張の歯止め、シビリアンコントロール(文民統制)の確保など公明党の意見が反映されたとして「国民に安心感を与えるものになった」と指摘した。
 さらに、改正官製談合防止法、貸金業法、改正建築士法、改正消費生活用製品安全法、ドミニカ移住者特別一時金支給法などの成立を挙げ、「公明党が軸となって推進し短期間で成立したことは大きな成果だ」と述べた。
 また、2007年度税制改正について、「中小企業をバックアップし、地域を振興していかなければならないという公明党の主張が、税制の中で明確になったことは画期的なことだ」とした上で、中小企業特定同族会社の留保金課税の撤廃や、中小企業経営者の事業承継税制の拡充、住宅のバリアフリー改修促進税制の創設、住宅ローン減税の延長などが与党税制改正大綱に盛り込まれたことを強調した。
 一方、来年度予算編成に関して、「少子化対策の中で、児童手当が乳幼児加算という形で拡充されるが、全国で大変な拍手と声援をいただいている」と指摘し、最後まで全力で予算編成に当たる考えを示した。
 また、臨時国会で公明党が力を発揮した背景として、10月の衆院補欠選挙と11月の沖縄県知事選での勝利を挙げた上で、来年の統一地方選挙、参院選挙について、「直ちに現場に入り、きょうからスタートとの気構えで前進しよう」と訴えた。
 浜四津代表代行は、今国会で「国民の期待にこたえる法律、国民生活に密着する大事な法律を、たくさん成立させることができた」と強調。「公明党は『国民のために』との一点を見据えて仕事をする党だ。今国会も、その公明党らしい成果を挙げることができた」と力説した。その上で「戦いの勝敗を決めるのは団結と言われる。来年の政治決戦の完全勝利に向け、さらに心を合わせて戦っていきたい」と訴えた。
 北側幹事長は、今国会の開会と同時に安倍新内閣が発足、公明党も新体制で出発したとして「初陣の、与党にとって大事な国会だった」と指摘。「予算面、税制面、法律改正においても、大きな成果を得ることができ、初陣の闘いとしては、見事な勝利をさせていただいた」と力説した。
(平成18年12月20日付け公明新聞より転載)