平成18年9月5日
【金沢で列島縦断フォーラム】
 
景気回復の恩恵を全国に/冬柴幹事長ら出席/地方経済、分権など意見交換/金沢で列島縦断フォーラム
 公明党は3日、石川県金沢市内で「列島縦断フォーラム」を開催し、同県内の各種団体の代表者や自治体の首長らから政策要望を受け、活発に意見交換した。公明党からは、冬柴鉄三幹事長、東順治国会対策委員長、漆原良夫幹事長代理、魚住裕一郎(参院選予定候補=比例区)、荒木清寛、山本保(同=愛知選挙区)、浮島智子の各参院議員が出席した。各種団体とのフォーラムであいさつした冬柴幹事長は、景気の回復が55カ月連続で続く中、地域や業種により景況感に開きがある現状を指摘し、「景気拡大の恵沢を国民の隅々に行き渡らせるのが公明党の仕事だ」と強調した。
 また、政府がめざす2011年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化(借金に頼らずにその年の税収などで行政サービスが提供できること)に必要な財源16・5兆円に関して、徹底した歳出削減とともに、「(閣議決定した)新経済成長戦略を確実に履行することにより、増税ではなく、税の増収で賄うことができると考えている」と述べ、経済成長の達成に全力で取り組む考えを示した。
 これに対し各種団体は、中心市街地の活性化や北陸新幹線の建設促進(角間俊夫・県商工会議所連合会副会頭)、政府系金融機関の統廃合に伴う中小企業向け融資機能の維持(五嶋耕太郎・県中小企業団体中央会会長)などを要望。冬柴幹事長は「中小企業政策の根幹は融資にある。絶対に守っていかなければならない」と力説した。
 一方、自治体フォーラムで谷本正憲知事は、(1)地方の自由度を高める地方分権改革の推進(2)子育てと仕事を両立させる少子化対策(3)医療分野の人材確保――などを要望。冬柴幹事長は、地方分権について「地方のことは地方が自主的、主体的に行うことにより元気な地方ができる」と述べ、地方への権限と財源の移譲に積極的に取り組む方針を示した。
(平成18年9月4日付け公明新聞より転載)

政治安定し経済回復/冬柴幹事長 連立参加の成果強調/石川で党躍進の集い
 公明党石川県本部(庄源一代表=県議)主催の「公明党躍進の集い」が3日夜、石川県金沢市内で盛大に開催された。これには、公明党の冬柴鉄三幹事長、東順治国会対策委員長、漆原良夫衆院議員、荒木清寛、魚住裕一郎(参院選予定候補=比例区)、山本保(同=愛知選挙区)、浮島智子の各参院議員が出席。また、森喜朗前首相、沓掛哲男国家公安委員長ら自民党の国会議員、谷本正憲・県知事、山出保・金沢市長ら多数の来賓が出席した。
 冬柴幹事長は、連立政権7年間の成果に言及し、「公明党が参加した連立政権によって政治が安定し、真っ暗闇だった日本経済が回復・拡大に転じ、失業率も改善した」と強調。その上で、来年の参院選の重要性に触れ、「与野党が逆転すれば連立の成果は水泡に帰し、日本の政治は大混乱する」とし、「何としても与党で安定多数を確保し、政治を安定させてほしい」と呼び掛けた。
 魚住氏は、「石川県本部の一員(同県本部顧問)として参院選大勝利のために戦う」と力強く決意を披れきした。
(平成18年9月4日付け公明新聞より転載)