平成14年11月18日

  小川東京大学名誉教授を招いての第二回会合
 
与党「日朝関係と人権を考える会」が第二回目の会合

 15日、与党「日朝関係と人権を考える会」の第二回目の会合が衆議院第1議員会館で開かれました。
 ここには、小川晴久・東京大学名誉教授(「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」名誉代表)を招いて、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への帰国事業の沿革と、著しい人権抑圧下にある同国の実態について講演をして頂きました。
 この中で小川名誉教授は、一時中断されていた在日朝鮮人やその日本人配偶者らの北朝鮮帰国事業が再開された際に、帰国者がどんどん収容所に送られていることが明らかになっているにもかかわらず、当時の共産党・社会党などが熱心に運動を展開した事実を指摘し、ひどいところへ送ってしまったことを反省し、救出運動に一生懸命取り組むべきと批判しました。また、北朝鮮国内の強制収容所には現在推定で20万人が収容されているとし、人権査察をして非人道的な実態を国際社会が認識する必要性を強調しました。