(資料1)
米国における同時多発テロへの対応に関する我が国の措置について
1 基本方針
(1)テロリズムとの戦いを我が国自らの安全確保の問題と認識して主体的に取り組む。
(2)同盟国である米国を強く支持し、米国をはじめとする世界の国々と一致結束して対応する。
(3)我が国の断固たる決意を内外に明示し得る具体的かつ効果的な措置をとり、これを迅速かつ総合的に展開していく。
2 当面の措置
(1)安保理決議第1368号において「国際の平和及び安全に対する脅威」と認められた本件テロに関連して措置を取る米軍等に対して、医療、輸送・補給等の支援活動を実施する目的で、自衛隊を派遣するため所用の措置を早急に講ずる。
(2)我が国における米軍施設・区域及び我が国重要施設の警備を更に強化するため所要の措置を早急に講ずる。
(3)情報収集のための自衛隊艦隊を速やかに派遣する。
(4)出入国管理等に関し、情報交換等の国際的な協力を更に強化する。
(5)周辺及び関係諸国に対して人道的・経済的その他の必要な支援を行う。その一環として、今回の非常事態に際し、米国に協力するパキスタン及びインドに対して緊急の経済支援を行う。
(6)避難民の発生に応じ、自衛隊による人道支援の可能性を含め、避難民支援を行う。
(7)世界及び日本の経済システムに混乱が生じないよう、各国と協調し、状況の変化に対応し適切な措置を講ずる。
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