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平成12年9月30日
朱鎔基首相と会見
日中友好議員連盟の一員として訪中し、朱鎔基(しゅようき)中国首相と会見してまいりました。(平成12年9月18〜21日)
北京の街は、私が初めて見た3年前とくらべ、とても変わっていました。立派な高層ビルが立ち並び、街路灯も整備され、道行く女性の服装もカラフルになり、一見して明るい大都会の印象を受けました。
私たち訪中団8名は、北京郊外の「中南海紫光閣」というところで、朱首相と会見することができました。朱首相は、大変お忙しい中、私たちとの会見のために50分も時間を割いてくださり、充実した懇談ができました。その時の朱首相のお話の内容を少し紹介したいと思います。
・中国は、日本との友好関係を重視している。江沢民主席は、本年5月の5000人訪中の際に、日中友好についての重要講話をされた。今後も中日友好を願っている。
・中日関係では、中国人に痛ましい時期もあった。第二次世界大戦を薄めるようなやり方は、賛成しない。歴史を鏡とする必要がある。
・9・18は、日本が中国を侵略した日である。記念行事を行ったが、これは日本軍国主義に向けたものであって、日本人民に向けたものではない。
・軍国主義者は、中国および日本人民に莫大な損害を与えた。歴史の過ちを繰り返してはならない。
・私の訪日(平成12年10月12〜17日)は、信頼を増し、疑念を解くためである。
・中日の協力は、アジアおよび世界平和のため有益である。
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朱首相の思慮深く物静かな語り口調の中に、私は日中友好にかける首相の情熱を感じました。
朱首相と日中友好議員連盟の方々(北京「中南海紫光閣にて)
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